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2014年02月 アーカイブ

2014年02月06日

タクシーの新料金

日本では立春が過ぎましたが、まだまだ寒さが厳しい日もあり、日本海側の地方では雪も多いそうですね。スペインでもこの冬、それほど寒さは厳しくはなかったのですが、マドリッドではまだ春には遠いという感じです。

2014年に入って1ヶ月と少し経ちましたね。スペインでは1月にいろいろな値段が改定されます。今年も電気料金や電車の運賃などが値上げされました。その中で、日本からの旅行者の皆さんにとって重要な変更がありましたのでお知らせいたします。

それは、マドリッドのバラハス空港とマドリッド市内の間は料金が30ユーロに均一化されたことです。今年1月7日からこの料金システムが導入されました。

これは、タクシードライバーによる料金ごまかしをなくすためのものらしいのですが、、、タクシードライバーや一部の利用者には不評のようです。というのは、マドリッド市内というのは、正確に言うとM30という道路の内側なのですが、広範囲になります。バラハス空港から近いところは以前の料金から比べると大幅な値上げになるようです。

でも、旅行者にとっては、以前あったような空港発着やスーツケースの追加料金などがなくなったので、確かに分かりやすいかもしれませんね。ただ、ガソリン価格の高騰によるタクシー料金の値上げが続いたことと、近頃の円安のために、数年前に比べるとずいぶんスペインのタクシー料金は高くなったと感じるのではないでしょうか。

そして、この空港と市内の間の均一料金はマドリッドだけで、バルセロナではまだ従来どおりのようです。バルセロナでも料金は値上げされたそうです。

最後にマドリッド市役所が定めたタクシー料金表を載せます。他の地方ではまた違う料金体系が採用されていますが、市内・空港間の均一料金以外はだいたい同じくらいの料金になると考えてくださって大丈夫だと思います。

平日の朝6時から夜9時まで 初乗り 2.40€ 1km毎 1.05€
それ以外の時間帯      初乗り 2.90€ 1km毎 1.20€

追加料金
 ・バスターミナル、主要駅からの利用には3€
 ・クリスマスイブ、大晦日の夜の利用には6.70€
また、渋滞などで速度が遅くなる場合は上記の表で計算した額よりも高くなることがありますのでご注意ください。

スーツケースを持っての移動や急いでいる時には何と言ってもタクシーが便利です。今日の投稿を参考になさって、快適なスペイン旅行をなさってください!

2014年02月20日

Haruki Murakami

暦の上ではもう春なのでしょうが、日本の今年の冬は大変厳しいそうで、寒中お見舞い申し上げます。特に甲信越や関東地方から北の皆さんは大変な雪に見舞われたそうですね。こちらスペインでは、マドリッドではまだ春の兆しはまだわずかなのですが、地中海沿岸地方では最高気温が20度近くになっているところもあるようです。うらやましい!

子供同士が仲良かったということで知り合い、今も親しくしてくれている近所のYさんが、村上春樹作「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」のスペイン語版を読んだと教えてくれました。去年の4月に日本で発売されたものがもうスペイン語に翻訳され出版されていることに驚きました。日本だけではなく、海外でも評価が高い村上春樹の作品はここスペインでも良く売れるのでしょう。ネットで調べてみたら、去年の10月に発売されておりました。

彼女は、大変な読書家でいろんな国の本を読んでおり、日本文学は村上春樹だけではなく、夏目漱石やなんと「源氏物語」まで読んだといいます。彼女と話すために、源氏物語についてネットで調べなくてはならなかったのは、ちょっと情けなかったです。

Yさんはこの村上春樹の新作についていい評価を持っていましたが、他のスペイン人はどう評価しているのか気になり、電子掲示板のようなものを見てみましたが、まだあまり一般の人からの書評は上がっていないようです。

「村上作品を読んでみたいけど、どの本がお勧めですか?」というのがあって、それに対するレスに「ノルウェイの森」を勧めていた人がいました。それに加え目に留まったのは、村上春樹の作品はヨーロッパ文学とは違い少し理解するのが難しいとの意見が多々あったことです。確かに、「ノルウェイの森」でも登場人物が自殺してしまう場面が何箇所かありましたよね。キリスト教では自殺することは罪だと考えられているので、その辺が理解に苦しむことなのでしょう。

実は、私はその「ノルウェイの森」を私はスペイン語で読みました。スペイン語のタイトルは、「Tokio Blues」です。英語版では、ビートルズの曲のタイトルと同じ「Norwegian Wood」になっていますが、スペイン語版では「Tokio Blues」にしたそうです。全く違うので他の本かと思ってしまいますよね。

スペイン旅行にいらっしゃったときにスペイン語の本を買って日本に帰ってから少しずつ読むというのも素敵な時間の過ごし方ではないでしょうか?日本語で読んだことがある本だったら、少しは読みやすいかもしれませんね。

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