2012年01月26日

グラナダ焼きとウベダ焼き

スペインではこの冬は雨が少なく、ここマドリッドでは快晴の日が続いています。内陸にあるので最低気温は-1度から-3度とかなり冷え込みがきびしいのですが、日中は12度くらいまで上がり、太陽がさんさんと照りつけ、昼間はコートも要らないくらいです。バレンシアからアンダルシアの地中海沿岸地方では最高気温が17-18度まで上がり、冬とは思えない気候になっているようです。でも、雨が少ないのは、そろそろ農作物に影響が出始めているようで心配です。

またまたサッカーネタで恐縮ですが、前回の投稿で書いたように、国王杯でのエル・クラシコが実現しています(準々決勝でのレアルマドリッド対バルセロナ)。ホーム・アンド・アウェイ方式で行われており、第一戦はレアルのホームにおいて1対2でバルサが勝利を収めました。そして、今日(1月25日)、第二戦がバルサのホームで行われます。100年以上の歴史をもつ両チームは、かなり昔からよきライバルとして注目を集めてきたわけですが、最近ではご存知のようにバルサの方が優位に立っているようです。第一戦でも、試合結果は1対2で、ボール支配率はレアルが30%、バルサが70%でした。レアルのホームでこれだけバルサが優位に立たれると、レアルファンはさぞ悔しいことだと思います。

そして、準々決勝の4試合のうち、一つは昨夜結果がでました。なんと、セグンダB(ベー)のミランデスというチームが勝ち残りました。セグンダBというのは、日本で言うとJ2よりもさらに一段階下のリーグなのです。なので、選手の中にはプロフェッショナルではなく、他の仕事を持ちながら練習と試合をしている人もいるそうです。ニュースでその様子が伝えられていました。カップ戦は弱小チームが勝ちあがってくることが何度かありましたが、準決勝にまで進むのは初めてということです。チームの予算も少ない中、選手とそのサポーターには拍手を送りたいですね。

またまた前置きが長くなりました。去年の暮にタラベラ焼きについて書きましたが、今日は他のスペイン陶器をいくつかご紹介したいと思います。

日本でも各地に焼き物の産地があり、それぞれ特徴がありますね。スペインでも同じで、あちこちにそれぞれの特徴をもつ素敵な焼き物があります。その中で私が好きなのは、グラナダ焼きです。なんといっても、青と緑の色がとても涼しげで美しいです。よく見ると、絵付けはそんなに繊細ではなく、わたしにでもかけるようですね(と言ったらおこられるかな?)。でも、素朴な味わいがとても気に入っています。

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   グラナダで買ったサラダボールたち。結構使用頻度が高く、ふちがかけてきてしまいました。

そして、これは実際には持っていないのですが、緑色がとても美しいウベダの焼き物です。

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   他サイトよりの拝借です。

ウベダはハエンの近くにある村です。パラドールもある村なのですが、車がないと公共交通機関ではちょっと不便なところです。聞いたこともないという方もいらっしゃると思うので、地図を載せましょう。
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グラナダ焼きにしてもウベダ焼きにしても、アラブの香りがぷんぷんと漂う焼き物ですね。ウベダ焼きはウベダまで行かなくても、ハエンやグラナダのお店にもあるかもしれませんので、探してみてくださいね。お土産にもとても喜ばれると思います。

2012年01月12日

ハモン・イベリコ

今年初めての投稿です。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

1月9日にFIFAバロンドール(サッカーの最優秀選手)が発表されましたね。男性ではバルセロナのメッシ選手が3年連続での受賞となりました。そして、女性では澤選手が選ばれ、着物姿の澤選手がとてもきれいで印象的でした。メッシはまだ24歳なので、これからもバロンドールを獲得する可能性が高く、史上初の4回受賞が実現して欲しいと願っています。

サッカーファンの方に耳寄りなホットなニュースをひとつ。それは、来週と再来週に、クラシコ(伝統の一戦)と呼ばれるバルセロナ対レアル・マドリッドの因縁の対決が行われる確率が高まったということです。国王杯での昨日の試合でレアル・マドリッドが準々決勝に進み、明日(12日)に開催されるオサスナ対バルセロナの試合の結果で、その対戦相手が決まることになったのです。ホームアンドアウェイで行われており、先週の試合でバルセロナが4対0でオサスナを下しているので、その確率は大きいです。日本でも放送されるかもしれませんので、サッカーファンの方はどうぞお楽しみに!

さて、前回の投稿で我が家では生ハムの足を堪能しているということをご紹介しましたが、生ハムのことについてもう少し詳しく書きたいと思います。

スペイン産の生ハムには大きくわけて2種類あります。ハモン・セラーノとハモン・イベリコです。これは、原料の豚の種類でわけられており、セラーノは白豚、イベリコは黒豚です。もちろん、ハモン・イベリコの方がおいしく、よって値段も高くなります。

そして、そのハモン・イベリコの中でも豚の育て方によって、また分類されます。その最高級に分類されるのが、ハモン・イベリコ・デ・ベジョータ jamón iberico de bellota です。(あるレストランで食べたときの投稿が過去にありました。こちらです。http://www.spain-column.com/2008/05/post_39.html)これは、放牧地で育てられ、太らされるときにどんぐりの実をえさとした豚を原料とするものだけしか、こう呼ぶことができません。どんぐりの実を食べていてもその量が足りなくて他の飼料を足されたものは、ハモン・イベリコ・デ・レセボという名前になるようです。この写真のような放牧地は、スペインの西部、サラマンカ、エストゥレマドゥラ、ウエルバ地方に広大に広がっており、これらの地方でいいハモンが生産されています。くさい狭い豚小屋ではなく、こんな広いところで育てられたら豚ちゃんは幸せですね。

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   他サイトより拝借しております。

また、スペイン語のハモンというのは、豚の後ろ足のことを指します。同じように前足も生ハムにされており、こちらはパレータpaleta または パレティージャ paletilla になります。パレータはハモンよりは安価ですが、豚の種類によってはとてもおいしいものもありますので、お値打ちかもしれません。

スペインにいらっしゃるなら、生ハムに関する知識をちょこっと入れて、ぜひともおいしい生ハムを召し上がっていただきたいと思います。

2011年12月28日

2011年が終わります

皆さん!ご覧になりましたか?FIFAクラブワールドカップ ジャパン2011のブラジルのサントスとの決勝戦。バルサの圧勝でしたね。試合の後、さんまさんがメッシにサッカーに関する質問はもうたくさんされているからと「老後のこと」を聞いたのを覚えていらっしゃいますか?海外のいろいろな国で批判されたらしいですが、もちろんスペインでのスポーツニュース番組でも、「5人くらいも人がいて質問したのが老後のことだけだった」と、とかなりあきれた感じで言っていました。バルサの優勝はうれしかったのですが、日本のテレビ中継(試合後の放送)はもうちょっと段取りをよくできなかったのかと、残念に思いましたね。

今年もあと数日で終わりです。スペインのクリスマスや大晦日の過ごし方については、2007年12月の投稿で書いておりますので、興味のある方はそちらをご覧になってください。

今年もクリスマスの数日前に夫の会社からCesta de Navidadがプレゼントされました。これはお歳暮みたいなもので、クリスマスの食卓でいただくような食品が詰められています。日持ちがするものばかりで、アスパラガスやアーティチョークなどの野菜の瓶詰めやハム類、チーズなどなどたくさん入っています。その中にここ数年、イベリコ豚の生ハムの足一本が入るようになりました。そして、今年も。生ハム大好きな我が家にとって待ちに待った豚ちゃんの足です。

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   骨にあたってかなりスライスしづらくなってきたところです。
   もう少し食べたら、足を裏返しにします。

初めてもらったときはどうしていいかわからず、切り方をネットで調べたものでした。インターネットのおかげで、今はとても便利ですよね。それによると、台とナイフが必要とのこと。それらを調達し、おいしくいただけたのですが、当然のことながら、豚ちゃんの足には骨が入っているので、これがスライスするのに邪魔になるんですよね。もう今年はかなり慣れ、息子達がかなり上手に切ってくれるようになりました。好きなときに、ささーっとスライスし、赤ワインといただくと最高。または、バゲットにはさんで。トマトを大根おろし器でおろしたものをパンにぬり、ハムをはさんで、オリーブオイルをたらーっとかけると、生ハムのボカディージョ。幸せな気分にひたれます。ただ、気になるのはお腹周り。もう怖くて、かなりの期間、体重計には乗っていません。

日本でも、北アフリカでも、そしてヨーロッパでもいろいろあった2011年。今年はつらいことが多かった分、来年はいい年になってほしいと心より祈っております。

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   近所のロータリーに飾り付けられたイルミネーション
   レイジェス・マゴスの日までライトアップされます。
   電球のつけ方がかなりおおざっぱ?
   日本のイルミネーションの方が美しいような気もします。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。

2011年12月14日

タラベラ・デ・ラ・レイナ

サッカーファンの方ならもちろん、そうじゃない方も、今、F.C.バルセロナ(Futbol Club Barcelona、以下バルサとします)が日本にいることをご存知ですよね?そうです。昨年度、ヨーロッパチャンピオンとなったバルサは、クラブチームの世界一を目指して、FIFAクラブワールドカップ ジャパン2011で戦うため日本にいるのです。12月10日土曜日、伝統の一戦(クラシコ)と呼ばれるレアル・マドリッドとの試合でマドリッドのホームにおいて1-3で下し、そのままマドリッドから成田空港へと飛び立ったのでした。

この大会におけるバルサの初戦は15日で、相手はアジアチャンピオンのカタールのアルサッド。もし、ヨーロッパで行う試合なら、文句なしにバルサの圧勝となると思いますが、バルサはまだ日本に着いて間もないし、時差が8時間もあるし、重要な試合をたくさんこなしての試合になるので(それはどこのチームも同じでしょうが)、少し心配もあります。とはいっても、世界を代表する選手を何人も擁するチームの素晴らしいプレーを、是非テレビ観戦してみてください。

前回の投稿でご紹介した、タラベラ焼きの陶器。今回はそのタラベラ焼きの街、タラベラ・デ・ラ・レイナ(以下タラベラとします)について書きたいと思います。

タラベラはスペインのガイドブックに載るような、とても素晴らしい建造物があるわけではありませんし、現在でははっきり言って重要な産業もない市です。ただ、前回の投稿でも書いたように、スペインを代表するタホ川の流域にあり肥沃な土地であったため、また交通の要所として過去には栄えていたという歴史があります。その遺跡の一つが、現在も使用されているローマ橋です。川沿いには遊歩道が整備されていて、ベンチもありました。近くにこんな場所があるなら、毎日散歩したいと思いました。

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中世に建造された城壁も残っていました。

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また、さすがタラベラ焼きの街だけあって、タイルなどで装飾が施されたベンチや劇場が、とても印象的でした。

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エクスマドゥーラ地方のカセレスやメリダなどに行かれた帰りに、または近くにある古城を改築したオロペサのパラドールに宿泊した帰りに、タラベラ焼きのお土産を買いに寄ってみられてはいかがでしょうか?

2011年12月01日

タラベラ焼きの街へ

2011年もあと一月残すのみとなりましたね。マドリッドも朝晩の冷え込みが厳しくなってきています。先週の金曜日、友人と私の家から車でタラベラ・デ・ラ・レイナ(以降はタラベラのみ)へ行って来ました。二人ともタラベラ焼きを買いに行きたかったのです。

タラベラには、水量の豊富なタホ川が流れており、その流域で良質の土がとれることから、タラベラ焼きがさかんになったようです。

タラベラはGoogle Mapでこの位置です。マドリッド市内からは100キロ強ありますが、この日はお天気もよく、おしゃべりしながらの移動はとても早く感じました。

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夫の会社にタラベラ出身の人がいて、お勧めのタラベラ焼きのお店をいくつか聞いておりました。タラベラ旧市街に入るまでは順調だったのですが、市街地に入るとどこにいるかわからなくなってしまいました(カーナビがついてないので・・・涙)。でもたまたま通った道でお店をみつけ、そしてすぐ近くに車をとめることができたので、その店に行くことに決定。

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ここではお値打ちな商品がずらり。友人は植木鉢を中心に大人買いしました。

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その後、旧市街を散策。タホ川にかかるローマ橋の近くに別のタラベラ焼きの店を発見。こっちは遺跡近くにあるので、観光客向けの店という感じで先ほどの店よりはお値段が高かったのですが、洗練された食器類が中心で私はとても気に入りました。

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ここで、私はいくつか購入を決定。支払いのときに、ここの店主がいろいろと話してくれました。バルセロナオリンピック開催の年、1992年に、伊勢丹デパートが日本各地でスペイン物産展を開催し、そこでタラベラ焼き絵付け実践をするために日本に行ったことがあるとか、この店の奥で絵付け作業をしていて、それを窯で焼いているとか、などなど。お金を払った後に、絵付けしているところを写真に撮らせてもらいました。

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この写真に出ている水差しは、レオンで販売しているそうです。グレゴリオ暦に関する絵だそうで、かなり売れ行きがいいらしいですよ。

今回私が購入した品物はこちら。ふた付きの鉢には、お漬物をいれています。おしゃれでしょう?とても気に入っています。もっとお皿など買ってこればよかったと後悔しています。

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タラベラの街についてはまた次回の投稿で。お楽しみに!

2011年11月17日

アンダルシアの村:ベヘール・デ・ラ・フロンテーラ

今日は、アンダルシアの白い村の第二弾で、ベヘール・デ・ラ・フロンテーラを紹介したいと思います。ん?なんか聞いたことがあるなと思われた、スペイン通の方。そうです。アンダルシアには「デ・ラ・フロンテーラ」がつく地名がいくつかあります。一番有名なのは、ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ。そのほかにもたくさんあるんですよ。カディス県にはそのヘレスやアルコスなど含め、7個もあります。アンダルシア地方にはその他に5個も「デ・ラ・フロンテーラ」がつく地名があるそうです。

このフロンテーラというのは、日本語で国境という意味です。スペインには8世紀から15世紀末までイスラム教徒に支配されていた時代がありますが、そのイスラムに支配されたところとキリスト教徒が奪還したところの境にあったという歴史からフロンテーラが付けられたようです。

さて、その一つのベヘール・デ・ラ・フロンテーラ(これ以降、ベヘールとします。)はカディスから約50kmのところで、標高約200mの小高い丘の上にある白い村です。人口約1万人の小さな村です。

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このベヘールにほど近いところに、ゴルフと乗馬ができるリゾート施設があるのですが、そこからの眺めはうっとりするような美しさ。もちろん、その白い村に滞在するのも素敵ですが、少し遠くからの眺めを存分に楽しみたいものです。ゴルフや乗馬をしながら、白い村の景色を堪能する、なんて贅沢な過ごし方でしょう。

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ガラッと話は変わりますが、我が家ではスペインにいながらにして、日本のテレビ番組を楽しめるようにしております。土曜日の夜に「世界!弾丸トラベラー」という番組を放送していますが、先週と今週はスペインをやっていますよ。先週はバルセロナ、そして今週はアンダルシアに行くようなので、必見です。って、番組を紹介してもよいのかな???スペインに行きたくなる人が多くなればいいですねっ!

2011年11月02日

秋の訪れ

今年は秋の訪れが遅かったのですが、ようやく低気圧がイベリア半島を通過するようになり、10月後半になって久しぶりの雨が降り、秋らしい天候になってきています。

10月31日はハロウィンでしたね。日本ではどのくらいハロウィンが浸透してきたのかわかりませんが(少なくとも私が日本にいた1998年まではほとんど何もしませんでした)、ここマドリッドでは、子供たちが変装して近所にお菓子をもらいに行く行事が定着してきたようです。うちの息子達はもう大学・高校生なので、さすがに近所廻りはしなくなりましたが、小さいときにお菓子をもらったお礼として毎年ちょっとしたお菓子を買って子供達を待ちます。今年もやってきました!そして、お菓子をあげたお礼に写真を撮らせてもらいました。近くに出来た仮装衣装ショップのおかげか(このショップのことを書いた2007年の投稿http://www.spain-column.com/2007/10/post_10.htmlもよかったら読んでください)、みんなお化けや魔女の変装がばっちり決まっています。見てください!

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   みんな、かわいい!ですね。

さてがらっと話題を変えまして、ここで皆さんにクイズです。この花は、なんの花でしょうか?

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正解は、≪このページの一番下≫ です。

クロッカス属の花なので、クロッカスの花に似ていますね。クロッカスは早春に花が咲きますが、こちらは秋に花が咲きます。そして、このめしべを乾燥したものが、パエリアなどに欠かせない、≪ ≫になります。花一輪からほんのわずかしかとれないですし、収穫やそのめしべを取る作業はとてもデリケートであることから、≪ ≫はとても高価な香辛料で、「赤い金」とも言われているそうです。・・・だんだん分かってきましたか?

この花の収穫の時期に合わせて、毎年10月の一番最後の土日に、あの風車で有名なコンスエグラでお祭りが開催されます。コンスエグラについての2008年の投稿、http://www.spain-column.com/2008/03/post_31.htmlもお読みください。

お祭りでは、≪ ≫の花からめしべをとる速さを競うコンクールや民族舞踊や郷土料理が楽しめる催しがあるようです。興味のある方は、お祭りのHPをご覧下さい。
http://www.turismocastillalamancha.com/arte-cultura/fiestas/consuegra/fiesta-de-la-rosa-del-azafran/

≪正解≫ サフラン

2011年10月21日

最後の闘牛

10月も中旬を過ぎてようやく秋らしい気候に移りそうな気配がみえてきました。今年の夏はスペイン全土で雨が少なく、東部の湿地帯が乾いてしまったというニュースを見ました。ここマドリッドでは、最後に傘が必要だったのがいつだったか、思い出せないくらい雨が降っていません。空気もカラカラに乾いています。

毎年、この時期に行われているアストゥリアス皇太子賞の授与式が、10月28日金曜日、アストゥリアス州のオビエドで行われます。この賞には、芸術や文学、スポーツなどいくつかの部門があり、今年の平和部門で福島第一原発の事故処理にあたった作業員、消防士、自衛官たちが、「フクシマのヒーロー達」として受賞しました。アストゥリアス皇太子賞の公式HPをご覧下さい。http://www.fpa.es/especial-premios-2011/im%C3%A1genes-premiados-2011/heroes-de-fukushima 他の受賞者はほとんど笑顔ですが、未だに多くの問題を抱えている福島第一原発事故に関して受賞したこの方たちはさすがにニコニコ顔で登場することはできなかったようですね。

前回の投稿で、アルバ公爵の再婚について書きましたが、その前にあったスペインの重要ニュースのひとつを今日は話題にしたいと思います。

9月の最終日曜日、25日に、バルセロナにあるモヌメンタル闘牛場で最後の闘牛が行われました。カタルーニャ自治州議会が2010年7月に動物愛護の観点から闘牛を禁止する法律が可決され、それが2012年から施行されるので、今年のシーズン最終の闘牛が、バルセロナにおける闘牛の最後となったわけです。

最後の闘牛ではホセ・トマスを含むスペインを代表する闘牛士が登場し、約2万人の観客でかなり盛り上がったということです。闘牛が終わった後は、闘牛場の外に集まった、闘牛禁止を悲しむ闘牛愛好者と禁止を喜ぶ動物愛護団体の人々の間で一時緊張が高まる場面がありました。現在の闘牛のような形になってからも約300年もつづいている伝統を大切にするのか、あるいは動物を愛護するべきだという主張が正しいのか。全く相容れない二つの考えは平行線のままで、歩み寄りできそうにもない難しい問題です。

スペインのテレビニュースなどでは、カタルーニャ地方で闘牛禁止法が可決されたのは、ただ動物愛護のためだけではないだろうとの見方をしているようです。カタルーニャ地方は、スペインの一州ですが、「スペインとは一緒にしてくれるなよ」的な考えの表れとの捕らえ方をしている人も多いです。このコラムで、サッカーの話題も何回か取り上げておりますが、バルサファンのレアルマドリッドに対する気持ちは、例えば、阪神ファンの巨人嫌い以上のものがあるように思われます。

それを証明することの一つとして、カタルーニャ地方に伝わる、Correbousという祭りがまだ続いていることが挙げられるでしょう。それは、角に火をつけて荒れ狂う雄牛を放ち、それを楽しむという祭りです。動物愛護のためならこんな残酷なことはとっくに廃止していたはずです。もちろん、このお祭りの廃止を呼びかけている人々もたくさんいます。

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日本では、スペインと言えば、「フラメンコ」「闘牛」というイメージを持つ方が多いですね。でも、スペイン全土が「私達はスペイン人だ!」と盛り上がっているわけではないこと、「闘牛、最高!」と考えていないこと、を今日の投稿で分かっていただけたのではないでしょうか。

2011年10月05日

85歳の花嫁――スペインのほっかほかニュース

10月に入りましたね。日本は急に秋らしくなったというニュースを聞きましたが、こちらスペインでは、まだまだ日中の気温が30度を超す地点がいくつかあるくらい、夏が去るのをためらっているように居座っています。今日はそんな中、スペインのほっかほかニュースをお伝えします。

今日(2011年10月5日)、セビージャで85歳のアルバ公爵が3回目の結婚式をしました。公爵と書きましたが、男性ではなく女性で、アルバ家直属の長女として生まれ、アルバ家を継ぎ第18代目の当主を務めています。お相手は、24歳年下の、アルフォンソさんです。彼は一般家庭の人で公務員だったということです。会場には、結婚式に参列する人々を撮影するためのマスコミや彼らを一目見ようという人々でごった返したそうです。

式の後、アルバ家の宮殿である会場の外に、花嫁花婿のお披露目がありましたが、その様子が見られるHPを見つけました。短いコマーシャルのあとに、嬉しさを隠し切れずフラメンコを踊るアルバ公爵とアルフォンソさんの様子が映し出されますので、ご覧下さい。

http://www.abcdesevilla.es/20111005/sevilla/sevi-directo-boda-duquesa-alba-201110051118.html

アルバ公爵と聞くと、「おや、聞いたことがあるような???」というスペイン通の方。そうです。あのゴヤの有名な絵、「着衣のマハ」「裸体のマハ」のモデルとされている、アルバ公爵夫人の子孫なのです。アルバ家は、スペインの中世の時代から続く貴族の家柄で、不動産や農地、株などスペインの貴族の中でも最も多い資産を有しているそうです。所有している土地の広さは、モナコ公国の170倍だとか。

スペインのテレビにも芸能ニュース番組がたくさんありますが、この結婚の話題で持ちきりです。その中では、85歳と高齢でも、余生を愛する人と24時間一緒に過ごしたいというアルバ公爵を応援する見方もある一方、アルフォンソさんは爵位やお金が目当てで結婚をするのでは、という憶測が飛び交っているのも事実です。現在アルバ公爵の子供が6人いますが、彼らに財産分与をすでに行っているということで、アルフォンソさんがアルバ家を継ぐことにはなりません。

日本では、男性芸能人が何十歳も年下の女性との結婚が話題となりましたが、こちらは逆パターンの結婚。皆さんはどういう感想をもたれますか?

2011年09月21日

アンダルシアの村:メディナ・シドニア

日本では、またまた台風の襲来、本当にお気の毒です。台風や大雨による被害が大きくないように、祈っております。

9月も半ばを過ぎましたね。9月に入ると、例年なら早い秋の訪れを感じているのですが、今年は残暑というのか、日中の気温が30度くらいまで上がる日が続いております。それでも、内陸のマドリッドでは最低気温が12-13度まで下がって来ているので、朝晩はかなり涼しくなってきています。

今年の春頃、親しくしている友人が一冊の本をプレゼントしてくれました。その友人の友人に考古学の教授をしている人がおり、その人が書いた本ということです。もちろん、スペイン語で書かれているので、なかなか読み出すのには気合が必要で、まだ文章は読み始めてもいないのですが、この本の題材となっている村について調べ、それを今日は皆さんにも紹介したいと思います。

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その村は、ヘレス・デ・ラ・フロンテラから車で約45分のところにある、メディナ・シドニアという村です。グーグル・マップで確認されたい方は、こちらへ:http://maps.google.es/maps?q=Medina-Sidonia&hl=es&sll=40.396764,-3.713379&sspn=8.398289,14.084473&vpsrc=0&t=m&z=10

この人口約12000人のアンダルシアの小さな村は、日本語のガイドブックなどには載っていないような村ですが、いくつか点在する白い村のひとつとして数えられるには惜しいくらいの、歴史が詰まっています。3000年の歴史を物語る遺跡、遺物が数多く残されている村なのです。

現在も発掘・研究が続けられている、城跡、ローマ時代に下水道として使用されていた施設跡、そして、ローマ時代の道路跡などなどの遺跡。そして、中世に建築された美しいゴシック・ルネッサンス様式の教会などの美しい建造物。

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最近は、子供も大きくなり、あまりスペイン国内の旅行に出ることもめっきり減りましたが、久しぶりにアンダルシア、そしてこのメディナ・シドニアに行ってみたいなーと思いました。アンダルシア旅行を計画されている方もちょっと足を伸ばしてみられてはいかがでしょうか?詳しくは、この村の役場のHPを参考にしてみてください。
http://www.medinasidonia.com/

*写真は他サイトより拝借しております。