2010年07月22日

ピカソ美術館

みなさん!もう一週間と少し経ってしまいましたが、サッカーワールドカップ南アフリカ大会でスペインが優勝しました!イニエスタのゴール、かっこよかったですよね。前回の投稿でも書きましたが、私は今、一時帰国で日本におりまして、12日の未明3時に起き出し、眠い目をこすりながら観戦しました。オランダのマークが厳しくて大変な試合でしたが、延長戦後半ようやくゴールが決まり、とても興奮しました。スペインでの熱狂振りはすごかったようで、まだスペインにいる夫の報告では、家のあるマドリード郊外でも、夜中の2-3時ごろまで(南アフリカと時差がなく試合は11時ごろまででした。)、クラクションを鳴らす車や通りを大声で叫ぶ人々で大騒ぎだったようです。

そして、優勝パレードの日。夫や会社のスタッフはパレードを見に行ったと言う事です。この日のスペイン国民の喜びようはとてもすごかったようです。Yahooスペインで見つけた写真をご覧下さい。http://es.eurosport.yahoo.com/13072010/21/foto/13072010042837.html スペインチームのユニホームの色は赤なので、スペイン代表チームは La roja(赤)と呼ばれていますが、駆けつけたファンの群集が赤く染まったようです。そして、知人が送ってくれた代表チームが通ったときに撮った写真です。ちょっと顔が暗くて判別しにくいですが、喜びに満ちた選手様子が良く分かります。

campeones.bmp

日本での中継でも解説者の方が話していたり、また新聞で解説されていたりして、よく理解してくださった方が多いと思いますが、スペインサッカーは見る人を魅了する美しいサッカーを目指しています。スイスに0-1で負けてしまった初戦も、負けて悔しい思いはしましたが、とても見ていて楽しい内容でした。そんな、素晴らしい試合を見せてくれるスペインリーグは、世界一だということが今回はっきりと証明されましたね。優勝したスペイン代表選手に加えて、アルゼンチン、パラグアイ、ブラジル、ポルトガルなどのトップ選手が活躍しているんですよ。2010-11年のシーズンは8月29日に開幕だそうです。今から開幕が楽しみです。

興奮して前置きがかなり長くなりました。今日は、ピカソ美術館について書きたいと思います。

夫が出張でスペイン南部、アンダルシア地方にあるマラガのピカソ美術館に行って、建物の写真を撮って来てくれました。美術館内部は撮影禁止だったと言う事です。美術館によってはフラッシュをつけなければ撮影可能なところもあるのですが。ピカソと言えば、日本の子供でも知っているくらい有名なスペイン人画家です。今回、コラムを書くにあたって調べてみたら、スペインに6館、ヨーロッパにも6館、合計12館もピカソ美術館があるそうです。スペインにあるもので有名なのは、バルセロナのゴシック地区にあるものと、今回ご紹介するマラガのピカソ美術館。この美術館は、2003年にオープンしたばかりです。ピカソ生誕の地で、ピカソの家族が所蔵していた美術品、155点が展示されています。

picasso.jpg

ピカソ美術館(マラガ)の公式サイトをご覧下さい。所蔵作品がウェブ上で見ることができるようになっています。http://www2.museopicassomalaga.org/02_1frameset.htm
その他、開館時間、場所、料金等の情報もありますし、英語でのページもありますので、興味のある方は是非ご覧下さい。コスタ・デル・ソルの青い美しい海岸でバカンス気分を満喫し、翌日はピカソの素晴らしい芸術を堪能する、そんなコースを取り入れてみられてはいかがでしょうか?

2010年07月08日

のどの渇きに・・・

今日未明にあったワールドカップ準決勝。スペインは、バルセロナ所属のプジョルのゴールでドイツに勝ちました!皆さん、ご覧になりましたか?実は、7月初旬に好例の一時帰国をしておりまして、私は日本でのテレビ観戦となりました。スペインでは、南アフリカと時差がないので、とてもよい時間帯ですが、日本では本当に大変です。昨日、スタメンで出場したペドロ選手。とても精力的に動き回っていました。彼は、先シーズンからバルセロナのトップチームで活躍し、それで代表に選ばれた選手なんでよ。日本ではあまり有名ではないのですが、とてもいい選手というのが、昨日のプレーでお分かりいただけたことでしょう。今度の試合は日曜日。昨夜はまだ時差ぼけがあって、夜中におきているのがそんなに苦ではなかったのですが、今度は時差ぼけも治るころなので、ちょっと大変そうです。

スペインも日本も、今年も暑そうですね。暑くなってくると、よくのどが渇くものです。湿気の多い日本から湿気の少ないスペインに行くと、特によくのどが渇きます。そんな時何を飲むか。もちろん、ビールやワインや清涼飲料水などはスペインにもあります。今日、ご紹介したいのは、日本にあってスペインにないもの。そして、スペインにあって日本にないものです。

まずは日本にあってスペインにないもの。それは、バルでのアイスコーヒーです。バルでのコーヒーについては、2008年2月の投稿、http://www.spain-column.com/2008/02/post_25.htmlをご覧ください。日本では当たり前のアイスコーヒー、最近スペインでもマドリッドやバルセロナにはよくあるスターバックスではもちろんありますが、通りにごろごろあるバルにはアイスコーヒーはありません。どうしてもバルで冷たいコーヒーを飲みたいときは、カフェ・コン・イエロ(cafe con hiero)と注文すると、普通のコーヒーと大きな氷が入ったグラスを持ってきてくれます。そこで、コーヒーに砂糖を溶かして好みの甘さにしてから、どどーっとグラスの氷の上に注ぐと、アイスコーヒーになります。

日本にはないもので、スペインで夏になると登場する飲み物があります。オルチャータと呼ばれるものです。チュファと呼ばれる植物の根を主成分とする飲み物で、砂糖が入っていて甘くなっています。この飲み物は、リンやカリウムなどのミネラルとビタミンCとEが豊富なとても栄養に富んでいます。スペインに夏にいらっしゃる方はぜひお試しください。

normal_horchata_chufa5.jpg
 他サイトより拝借しています


2010年06月23日

パワースポットにさらなるパワーが・・・

約半月ほど、6月とは思えないくらい涼しい日が続いていました。でも、ほとんどのマドリードの小学校が学年の最終日だった昨日から再び暑くなり始めています。そうなんです!もう夏休みなんですよ。人々は夏のバケーションが近づいて、心もうきうきモードです。それに、ワールドカップでは優勝候補と言われながら黒星スタートだったスペイン代表が第二戦ではしっかり勝ち点3を得たので、予選の最終戦に向けて応援のための力を貯めている最中です。

日本ではパワースポットが人気を集めているそうですね。スペインにある、全世界でも有数のパワースポット、サンティアゴ・デ・コンポステーラでは今年、さらなるパワーが降り注がれています。それは、7月25日が聖ヤコブの日とされており、その日は毎年祭事が行われるのですが、今年はその聖ヤコブの日が日曜日にあたるため、聖年(Año Santo Jacobeo)としていつもより多くの行事が行われているからです。この聖年は、前回が2004年、今年、そして次回が2021年というのでとても貴重な年と言えます。

santiago%201.jpg

聖年には、いつもはしっかりと閉じられている聖なる門(Puerta Santa)が開けられ、そこから入ることができます。

santiago%202.jpg

また、大聖堂で有名な香炉(Botafumeiro)を振り子のように振る祭事をするミサ(普通のミサでは行われないようです)も、多く行われているようです。2年前、2008年の7-8月の投稿でサンティアゴ・デ・コンポステーラのことを3回にわたって書いていますので、よろしかったらお読みください。

santiago%203.jpg

私は、最近では2009年のお正月にこの大聖堂に行きました。そのとき、大聖堂の近くにバグパイプを吹くストリートミュージシャンがいました。日本の皆さんは、どうしてスコットランドの楽器をスペインで?とお思いになるでしょう。バグパイプはスコットランドだけはなく、スペインにも特にガリシア地方(サンティアゴ・デ・コンポステーラのあるスペイン北西部)で伝統的な楽器として受け継がれています。スペイン語ではガイタ(gaita)といいます。You Tubeでその動画を見つけました。http://www.youtube.com/watch?v=l75AtVvlLH8&feature=related 

今年も半分終わってしまいましたが、さらなるパワーがもらえる聖年2010年に、サンティアゴ・デ・コンポステーラを訪ねてみてはいかがでしょうか。

2010年06月09日

ビールのお供に。

先週、マドリードでは最高気温が35度まで上がる日が何日かありました。湿気がないので日本の真夏の暑さほどはつらくありませんが、家の中にも熱気がたまってきていて多少夏バテ気味でした。ところが、今週は西から前線が通過し今日の最高気温は20度行かないくらい。先週の暑さもたまりませんが、こんなに下がるのも、体調が変になりそうです。

夏の野菜と言えば、きゅうり、トマト、なす、ピーマン。これらの野菜は、日本でもスペインでも、年中いつでもスーパーに並んでいるので、いつが旬なのかわからなくなっています。それでも旬になると、多少は安くなるしおいしくなるので、たくさん食べたいですよね。今日紹介したいのは、そんな夏野菜のひとつで、とてもおいしいpimiento de Padron(パドロンのピーマン)です。日本のシシトウガラシによく似ています。

pimientos.jpg
   1パックに大きいのやら小さいのやら混じっているのが、スペインらしいです。

パドロンというのはスペイン北西部のガリシア地方の村の名前。サンティアゴ・デ・コンポステーラの南にあります。

日本でシシトウガラシを食べたとき辛いものにあたった記憶がありませんが、中には辛いものがあるそうですね。同じようにこのパドロンのピーマンも辛いものが混ざっています。日本の商品には辛いものは除いて売っていたんでしょうが、こちらではそんな手間のかかることはやらないのか、とてつもなく辛いものが混じっていることがありました。まさにロシアンルーレットです。でも、辛いもの好きの私は、その辛さが尾を引き、どんどん食べてしまいます。

あまり野菜好きではない我が家の息子達も、パドロンピーマンが大好きです。この前、スーパーで安くなって新鮮そうなのが売っていたので、今年初めて買いました。そんなに炒めるのって思うくらいまで炒め、そして強めに塩をするのがおいしくするコツでしょうか。この前食べたものは、一個も辛いものが入っていませんでした。私が思うに、夏の終わり頃になると、辛いものが混ざる率が大きくなるようです。

pimientos%20tapas.jpg
   他サイトよりお借りしています。 あまり見た目はよくありませんが。。。

夏のスペイン旅行は、とても力強い太陽が照り付けとにかく暑いし、湿気が少ないので、水分補給のためにバルで休憩されることも多くなると思います。そんな時、ビールと一緒に、このパドロンのピーマンをお供にいかがでしょうか?ビタミンと汗で流れてしまったミネラル補給にもいいですよ。ただし、辛い(picante)のもあるかもしれませんので、くれぐれも気をつけてくださいね。

2010年05月26日

世界一のレストラン

スペイン人シェフ、フェラン・アドリアをご存知ですか?ミシュランガイドで3つ星を獲得し、何度も世界一のレストランと評価されたことがある「エル・ブジ」の料理長です。このレストランはバルセロナから北へ約160キロメートルの海岸沿いの町、ロサスにあります。

あまりにも有名なこのレストラン。予約するのがとても難しいことでも有名ですが、さらに予約が難しくなりそうです。というのは、あまりにも忙しすぎるというので、2012年と2013年の2年間レストランを閉めるということになったからです。一生に一度は行ってみたいとは思っていますが、子供にお金がかかる現在の私には高級すぎてお呼びでないので、関係ないと言えば関係ないのですが、日本の皆様にこのニュースを紹介したいと思いホームページを探してみました。

レストランのHPで進んでいくと、美しい料理の数々の写真が見ることができるようになっていました。将来、実際にレストランへ行く日まで、目だけで素晴らしいメニューを楽しむこととしましょう。
こちらをどうぞ→http://www.elbulli.com/catalogo/catalogo/index.php?lang=es

エル・ブジで素晴らしい料理を味わうことができる人は限られてくると思いますが、フェラン・アドリアがプロデュースした、NHubeというレストランならあちこちにあるようなので、手が届きそうです。詳しくはhttp://www.nh-hoteles.es/nhportal/_jsp/nhube/index.jsp?lang=1 この系列のレストランならば、予約が難しいというわけではないでしょうから、スペインに行くなら是非いいものを食べたいと言う方にはお勧めですね。

また、もっと予算を削りたいという方には、フェラン・アドリアとNHホテルグループが協同で作った、Fast Goodというファーストフードショップもあります。http://www.fast-good.com/ 軽く食事をしたい、でも日本でもあるような店じゃちょっとと言う方に、ぴったりですね。

gas.jpg
  普通のレストランのガスパチョ。
  ガスパチョがおいしい季節になってきました。


2010年05月12日

スペインの卒業式

5月も半ばになりました。ゴールデンウィークも終わり、日本の皆さんは通常の生活にもどり忙しくお過ごしの方が多いと思います。こちらは、前回のコラムを投稿した時は、夏のように暑くなっていたのですが、その後また肌寒い日にもどっており、ここ数日、雲の多い不安定な天候の日が続いています。普通の雲だけならいいのですが、あのアイスランドの火山からの火山灰を含む煙が、スペイン上空に来ているようで、今週に入ってスペインの一部の空港が閉鎖された日もありました。(このコラムを書いているときは全部の空港が再開されています。)日本と直行便があるヨーロッパ主要空港(パリやフランクフルト、ロンドンなど)が閉鎖にはなっていないので、それほど日本ではニュースになっていないようですね。これから夏に向けて、旅行に出る人が多いと思いますので、一日も早く火山の活動が収まればいいのにと願うような気持ちです。

5月半ばのこの時期、スペインでは高校生の卒業式が行われます。去年のちょうど今頃、長男の卒業式に出席しましたので、今日はそのときの経験を書きたいと思います。

卒業生はみんなおしゃれして、とてもGuapo (男の子)、Guapa(女の子)でした。特に女の子は結構露出のあるワンピースを着ている子が多く、驚きました。男の子は、全員スーツできめていました。うちの長男はスーツを持っていなかったので、この日のために新調しましたが、日本でも最近人気のあるZARAに見に行ったら、結構お洒落なスーツがお手ごろな値段であったので、助かりました。

orla1.jpg
  体育館の横の観客席みたいなところに座っている卒業生の男の子たち
orla2.jpg
  スピーチをしている卒業生代表の二人。壇上に座っているのは先生たちです。

話は少しそれますが、そのZARA。日本ではローマ字読みで「ザラ」と呼んでいるようですが、スペイン語では「サラ」と呼ばれています。マドリード市内だけでなく、郊外のショッピングセンターにもお店があり、流行を意識した多くの品揃えでとにかく安いので、スペインでもとっても人気があります。

卒業式は日本のように「厳粛」という雰囲気はほとんどなく、終始楽しく和やかなムードで進みました。父兄もなんだかざわざわしていましたし。息子や娘を写真やビデオに撮るすがた、これは日本もスペインも同じですね。でも、日本は式の間に撮ったりはしないかもしれませんね。

そして、式が終わったら、卒業生達は夕食会、その後ディスコへ繰り出していきました。もう大学の入試まで1ヶ月弱というこの時期に、なんと朝帰りでした。本当に、お国柄でこうも違ってくるのかと、つくづく感じた日でした。

2010年04月28日

サッカー熱、上昇中

日本ではゴールデンウィークに突入ですね。今年はつながり方がよく、最低でも5連休となり、お出かけされる方も多いことと思います。一方、こちらマドリードでは、5月1日はメーデー、2日はマドリード県の日ということで前か後に土日が続くと4連休という年もあるのですが、今年はその1日2日が土日にあたり、また振り替え休日も作られなかったので、普段と変わらない週になっています。

ご存知の方も多いかと思いますが、今日(4月28日)、サッカーのヨーロッパチャンピオンズリーグ準決勝の第2戦があり、昨日決勝進出を決めたドイツのバイエルン・ミュンヘンの相手が決まります。戦うのは、イタリアのイテンルと我等のバルセロナ。第1戦の結果は3対1でインテルが勝ちました。第1戦のあった先週は、なんとあのアイスランドの火山灰の影響で、バルセロナの選手達はバルセロナからミラノまでバスで移動せざるを得なかったのです。途中、カンヌで一泊したものの、試合前に約1,000kmの距離をバスで移動するのは大変だったと思います。そして、今日夜8時45分から、バルセロナのホームスタジアム、カンプ・ノウでの第2戦。バルセロナが2対0で勝てば、決勝への進出が決まります。

今年のチャンピオンズリーグの決勝は、レアル・マドリードの本拠地、サンティアゴ・ベルナベウで5月22日に開催されます。それで、チャンピオンズリーグの優勝カップが、プエルタ・デル・ソルで一般公開され始めました。バスの中に置かれている優勝カップを写真に撮ったり、触ったりできるそうです。仕事で近くに行った夫が、一般公開の初日に拝みに行こうとしたのですが、バスに入る人で長蛇の列だったということで、カップが収められているバスの写真だけ撮ってきてくれました。このバスはこの後、プラサ・デ・エスパーニャやグラン・ビア、レティーロ公園に移動するということです。

la%20copa.jpg

サッカー、スペインリーグ(Liga BBVA)の方はあと4試合を残すのみとなり、現在のところバルセロナが一位、そして1点差でレアル・マドリードが追っているというこちらも目が話せない状態ですし、リーグが終われば、南アフリカで開催されるワールドカップが待っています。

¿De qué equipo eres?(君はどこのチームのファン?)と聞かれたらそれはすなわち、サッカーのごひいきのチームを指すというくらい、サッカー好きの国民スペイン人。ここ数日、スペイン全土で気温が一気に夏になったかと思うように上がっていますが、その気温と同じくサッカーファンの熱もかなり上昇してきています。今夜の試合、バルセロナが勝つようにみなさんも応援してください!

2010年04月14日

スペイン人の名前

今日はスペイン人の名前について書こうと思います。日本の皆さんがよく知っているスペイン人は誰でしょう?やっぱり、スポーツ選手が有名でしょうか。テニスのナダル選手、怪我をしてから、最近あまり調子よくないですね。これから全仏オープンまで得意のクレーコートでの試合が続くので、調子を上げていってほしいと思います。

そのナダル選手の名前は、ラファエル・ナダル・パレラ。Nombre(名)がラファエル、Primer Apellido(父方姓)がナダル、 Segundo Apellido(母方姓)がパレラとなります。どこの国でもそうですが、生活していく上で様々な書類に自分のデータを書き入れることがあります。たとえば住民登録や学校の書類などなど、スペインでは、Nombreはもちろんのこと、Primer ApellidoとSegundo Apellido を書き入れる欄があります。うちの家族は全員日本人で、姓はひとつなのでSegundo Apellidoは空欄のままです。

どうして姓がふたつなのか。同じ名の人が多いからだと思います。ご存知のようにスペインはカトリック教の国です。名は聖人の名前や聖母像の象徴(女性の名前でピラールやパロマなど)などから選びます。日本のようにほぼなんでもあり(漢字などは制限がありますが)というわけではありません。そういうわけで、聖人が何人くらいいるのかわかりませんが、同じ名前の人がやたら多いのです。うちの息子の友だちにも、アルバロ、パブロ、ハイメ、ビクトル(全員男の名前)が何人かいて、小学校のときの友だちのアルバロとか、どこどこのビクトルとか言わないと限定できないのでややこしいです。同じクラスで同じ名前の子がいる場合は、クラスのみんなで姓までつけて呼ぶようにしているようです。そして、姓もそれほど種類があるわけではないので、姓がひとつだけだと同姓同名が何人もあって混乱するから、姓を二つ使っているのでしょう。

そのほかに名前で日本と違うことは、女性が結婚していても姓が変わらないことです。別にこれは女性の権利を認めろってことで最近決められたことでもないようです。まあ、そういう方にとっては、どうして父方の姓が先なんだってことになるでしょうが。

そして、スペイン人の名前でもう一つ驚いたことがあります。それは、子供が産まれたとき、親と同じ名前、あるいは祖父、祖母と同じ名前をつけることもあるということです。家族ぐるみで親しいスペイン人の友だちでまさに、父親と同じ名前をつけられた子がいました。アルフォンソという名前です。だからとてもややこしい。アルフォンソ父のときは、そのままアルフォンソ、そしてアルフォンソ子のときはアルフォンシート(これはスペイン語でよく使うのですが、スペイン語を勉強していらっしゃる方はご存知でしょう。縮小辞といって-itoをつけると小さいと言う意味になるものです。)と呼び分けています。まだアルフォンシートが子供のときはいいですが、大きくなったらどうするのでしょうね。

gatos.jpg
  コラムの内容と全く関係はありませんが、、、
  スペインのねこちゃんも日本のねこちゃんとよく似ています。

2010年04月01日

リスボンに行ったら是非・・・

3月の半ばには春らしい日が続いたものの、この一週間は冬に逆戻りしています。日本と同じように寒暖を繰り返しながら本格的な春になっていくんですね。今年の聖木曜日は明日。学校は先週の金曜日からお休みとなっていて、海や山やふるさとへ旅行に出る人が多く、主要な幹線道路では渋滞が始まったとニュースで言っていました。

今年に入ってからポルトガルへの旅行について書いていましたが、ひとつ大事なことをお伝えするのを忘れていました。リスボンの中心地から西に約6キロのベレンにある、パステイス・デ・ベレンというお店です。甘いものに目がない我が家の大のお気に入りの店です。

belem%202.jpg

カスタードクリームパイと言えばお分かりいただけるでしょうか?ポルトガルではパステイス・デ・ナタと呼ばれるこのお菓子は、ポルトガルのどこでもあるお菓子らしいですが、なんと言っても、創業1837年というこの老舗のものが最高ということです。注文すると焼きたてをもってきてくれ、外のパイ皮がサクサクしていて、中のクリームはしっとり甘さ控えめ。この日は、グラス入りのミルク・コーヒー、ガラオンと一緒にいただきました。日本のスイーツに慣れていると海外のものって甘すぎるものが多く、またスペインではパサパサしていて、あまりおいしいものがないのですが、ここのお菓子は、スペインから旅行した日本人の友だちも絶賛しています。

belem%203.jpg

店の中はとても広く、大きな部屋が何個かあって、2・300席はあると思います。今回、この店に来たのはもう4回目になりますが、いつも観光客であふれています。この日も、座るのに行列ができていました。店内はタイルが貼られていてとてもポルトガルらしい雰囲気です。リスボンに旅行されるときは、是非お立ち寄りください!

belem%204.jpg
belem%205.jpg

2010年03月17日

スペインの父の日

今年のスペインの冬は雨が多くとても寒かったです。また雪も多く、なんと1週間と少し前、あの温暖なバルセロナがあるカタルーニャ地方に大雪が降り、バスや電車が止まり、多くの人が家に帰れない状況になってしまいました。それと、ジローナという街の地方ではいまだ電気が復旧しない地区もあり、多大な損害が出ているようです。厳しい冬も3月の中ごろになって、最高気温が15度を上回るようになってきました。ようやく木々の花のつぼみが膨らみ始め、通りを歩くのもとても気持ちよくなってきました。そんな春の訪れを感じ始めた、今度の金曜日、3月19日にスペインでは父の日を迎えます。

3月19日は聖人ヨセフの日(スペイン語では、サン・ホセ)です。聖人ヨセフは、イエスの養父であることから、父の日とされたようです。今回、このコラムを書くにあたって、父の日のことを調べてみましたが、ウィキペディアによると全世界の国々で父の日はいろいろあるようです。スペインと同じ3月19日が父の日なのは、イタリアやポルトガルなどスペインを入れて7カ国。日本と同じ6月第3日曜日なのは、アメリカ、中国、イギリスなど17カ国あります。

スペインの父の日は、日本の父の日と同じように、父親に感謝の気持ちを表し、プレゼントをしたりします。この日は、火祭りが開催されるバレンシアでは、毎年祝日ですが、そのほかの地方では祝日になったり、祝日でなかったり。そうです。スペインの祝日はとても複雑なのです。

スペインの祝日は、全国で祝日となる日が元日やクリスマスなど全部で10日、そのほかに州で定められた日が2日、さらに市単位で定める日が2日あります。そして、その祝日の中で日曜日にあたってしまう日があると、たとえばマドリッド州の日、5月2日が今年は日曜日になりますが、日本のように月曜日を振り替え休日とせず、カトリック教の守護聖人の日のうちのいくつかが候補になっていて、その中から選んでいくのです。だから、州や市によって祝日が違う上に、また年によっても祝日が変わってくるのです。ですので住んでいる我々でも、またスペインの人たちもいつが祝日なのか、わからないこともしばしば。今はインターネットという便利なものがあるので、すぐ調べられますけどね。祝日はほとんどのお店が閉められてしまいますので、旅行の計画の際は訪れる市が祝日になっていないかどうかも、調べられるとよいかもしれませんね。

atocha.jpg
 今回のコラムの内容とは関係ありませんが・・・
 アトーチャ駅、 毎年3月11日には6年前に起きたテロ事件の犠牲者の追悼式が行われます。