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2008年11月 アーカイブ

2008年11月05日

スペインの家のこと

先週以降も雨や曇りの寒い日が続いておりましたが、今日辺りからようやく高気圧に覆われ日中の気温が少し上がり暖かくなるようです。それでも、マドリードは内陸ですから、もう朝の冷え込みはかなりのもので、コートやジャケットが必要です。

スペインの家の暖房が便利だという話を少ししましたが、そのほかにこちらに住むようになって知ったことをいくつかご紹介しましょう。

暖房の他に便利だなと思うのは、雨戸と訳せるのかどうかは分かりませんが、スペイン語ではPersianaペルシアーナというものです。窓の外側についていて、窓を開けなくても、ベルトを引っ張ることによって、雨戸の開け閉めが出来るのです。大部分は手動ですが、最新のものですと、ボタン一つで開け閉めが出来るものがあるらしいです。

perciana.jpg
              ちょっと見えにくいですが、ベルトはこれ↑です。

このペルシアーナでエピソードがひとつ。息子の部屋のものが壊れて、途中で上げることも下げることもできなくなったんですね。そこで、その辺にある広告を見てペルシアーナ修理屋さんに来てもらい、修理が終わり金額を聞くと、なんと300ユーロ!(私の感覚では5万円くらい)と言うじゃありませんか?なんで、そんなにかかるのかと聞いたら、至急(Urgente)で呼んだからからだよと。。。そういえば、電話したときオペレータの人が、1時間で行きますと言っていた。別に、明日でもよかったのにーと泣いてもだめでした。

次は、どっちかというと不便なことなんですが、これを見てください。

llaves.jpg

これがだいたい普通のスペインに住む人が持っている鍵です。もう今となってはすっかり慣れましたが、鍵の多さに最初はびっくりしましたね。家の戸のほかに、マンションの門、マンションの建物の入り口、マンションの駐車場への出口、マンションの駐車場からの出入り口、自転車置き場、郵便受けと鍵があるのです。そして、かぎでも苦い思い出が、、、

日本の家とは違い、こちらのドアはほとんどすべてホテルの扉のように自動ロックになっています。今まで幾度となくうっかりして鍵を持たずに家を出てしまったことがあることか。そんなときのために、守衛さんのところの金庫にスペアキーを預かってもらっているのでそれはよいのですが。ある日、家の中側からキーをさしたままドアをロックしてしまったのです。こうなると、鍵屋さんに登場してもらわないとだめなのです。だいたい1万円くらいだったのかな?もうずいぶん前の話なので、よく覚えていませんが。

失敗を重ね、いろいろと学んでいくものですが、お金がずいぶんかかっていますね。とほほ・・・

2008年11月12日

サクサクにとろーり、寒い日に

日本の太平洋沿岸部ではまだまだマフラーは必要ないでしょうが、ここマドリードでは朝の気温が2度くらいまで下がっているので、しっかりあったかくして出かけないといけません。寒い時期になると我が家の近くに登場するのが、チューロス屋の屋台です。

churreria.jpg
    なんかすごく暗ーい屋台みたいに写ってしまいましたが、実際はもっと明るいです

日本でもチュロスはディズニーランドで売られていたりして、人気があるようですが、ここスペインが発祥の地で、あったかーいとろとろのホットチョコレートにつけて食べるのが一般的です。しかも、朝にこれを食べる人が多いとか。ということで、我が家の近くに登場した屋台も、朝とおやつを食べる5時ころから夜にかけて営業しています。

おやつと言えば、日本では3時が定番ですが、スペインでは5時から6時くらいが普通です。そんな遅い時間でも、夕食が9時から10時で、夜ご飯の方が昼食より軽いものなので、問題ないようです。学校から帰ったよその家の子供たちはそんな時間に、フランスパンにハムなどをはさんだ、ボカディージョとよばれるものを食べる子も多いので、スペインに来たばかりのころは、こんな時間にあんなにおやつを食べて、夕ご飯が食べられるのかと心配したものでした(余計なお世話!)。

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久しぶりにチューロスとホットチョコレートを買って食べてみました。さくさくのチューロスにとろーりほんのり苦くて甘いチョコレートがからまって、おいしかったです。マドリードにはChocolatería San Gines という19世紀に創業したという老舗があり、チューロスがとってもおいしいんですって。私も一度行ってみたいです。みなさん、マドリードにいらっしゃった際には是非チューロス コン チョコラーテをお試しください!

2008年11月19日

芸術家の宝庫

秋もかなり深まり、街路樹の葉っぱも美しく黄葉してきました。日本でもようやく寒くなり始めたようですね。

皆さんご存知のようにスペインからは偉大な芸術家がたくさん出ています。芸術の秋を記念して、そんな芸術家を少しずつ紹介しようと考えていたところへ、新たなニュースが舞い込んで来ました。ジュネーブの国連欧州本部内の会議場の天井に描かれた(?)、スペイン、マジョルカ島出身のミケル・バルセロという芸術家の作品のお披露目があったというものです。いつも見ている朝日新聞のホームページに出ていたので、ご存知のかたも多いでしょう。

この作品は、100トン以上の絵の具とアルミニウムが使われているという大胆なものです。私は絵の具のつららが会議中に落ちてきたりしないのかと、少し心配になっていますが、皆さんはどうですか?どのようにこの作品が作られたかというビデオを見つけましたので、興味のある方はこちらをご覧ください。

http://www.elpais.com/videos/cultura/hizo/boveda/Barcelo/elpvidcul/20081118elpepucul_4/Ves/

この作品の作成にかかった費用がなんと約22億2千万円だそうです。想像を絶する金額ですね。そして、その約4割をスペイン政府が負担すると言うことで、スペイン国内で少し前から問題となっており、たびたびニュースになっておりました。全世界で経済危機が叫ばれている中、スペインも決して例外ではなく、失業者の数もかなり増えてきています。ミケル・バルセロが作品を作り始めたころはこんな危機がくるとは全く予想していなかったんでしょうね。

久しぶりにマドリード市内を散策しました。最後によく晴れた秋の一日の写真をご覧ください。

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       レティーロ公園の中の噴水

2008年11月26日

プラド美術館で芸術を満喫

マドリード観光で絶対にはずせないプラド美術館。いつも観光客でいっぱいです。

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       この日は休館日の月曜日だったので、ひっそりしていました。

私は、今までに6回くらい行ったでしょうか?スペインに移住するまでの旅行で2回、移住してから日本の家族や友達が来たときに3回、そして、「美術の会」というスペイン駐在員の奥様対象(私は駐在員の奥様ではないのですが。。。)のカルチャースクールに参加したときです。もう何年も訪れていませんが、毎回、所蔵品の素晴らしさに感動します。

「美術の会」のときの先生の説明を聞きながら、廻ったときが一番よかったですね。美術作品には、その作品のかくされた秘密や背景など、説明を聞くとさらにその作品の素晴らしさを知ることができます。最近は、多くの美術館でガイド付のイヤホンの貸し出しを行っているところが増えましたが、残念ながらプラド美術館では日本語の説明がまだありません。でも、プラド美術館が含まれているマドリード観光のツアーに参加すれば、経験豊富な日本人ガイドさんが丁寧に代表作品について日本語で説明してくれるので、おすすめです。

さて、プラド美術館の展示品の中の代表する画家と言えば、ベラスケスが上げられるでしょう。そのベラスケスの代表作品、ラス・メニーナスをはじめてみたときは、絵の大きさに驚いたことを覚えています。お客さんが多い時間帯には人が絵の前に立っていて、良く見られない可能性もあります。

現在、プラド美術館のHPも大変充実してきて、プラド美術館の代表画家15人を選んで、その代表作とその説明が見られるようになっています。ここには日本語のページもありますので、こちらをどうぞ。http://www.museodelprado.es/jp/japones/las-15-obras-maestras/ficha-obra/obra/4/

また、スペイン語のオンラインギャラリーのページではその他の画家の作品を見られるようになっています。ベラスケスのほかの作品に興味のある方は、
http://www.museodelprado.es/es/pagina-principal/coleccion/galeria-on-line/で、Autor(作者)のところに、Velazquezと入力してみてください。

プラド美術館で実物をご覧になるときの感動が大きくなるのではないでしょうか?

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