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2009年06月 アーカイブ

2009年06月10日

バルサ、三冠達成!

2週間前のコラムを書いた日の夜に、ローマでヨーロッパのサッカークラブチームのチャンピオンを決める決勝がありました。結果は、、、そうバルセロナ(略してバルサと呼んでいます)があのマンチェスターを2対0で下し、優勝しました!!!これで、国王杯、スペインリーグ、チャンピオンズリーグと三冠達成!!!です。

決勝が行われたローマからチームがバルセロナに戻った決勝戦の翌日、空港からオープンバスに乗り込み、港から近いコロンブス通りの辺りからホームスタジアム、カンプ・ノウまでパレードが行われ、沿道にはどんだけ!(ふるいですかね?)と思うくらい長い道のりにファンがたくさんつめかけていました。

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     バルサのHPから拝借

このパレードが夜6時半ごろから10時前まで、そしてカンプ・ノウでの祝賀会が12時頃まで。カンプ・ノウにもファンが満員。うれしいのはわかるけど、みんなすごく体力あるなーって、テレビ中継を見る私は感心するやら驚くやらでした。ずーっと一瞬も見逃さないぞって、テレビに貼り付いている夫の姿にも驚きでした(これは慣れていますが・・・)。

バルサのすごいところは、もちろん巧妙なパスをつないで相手を翻弄する攻撃的サッカーを魅せてくれるところなのですが、その選手の多くがバルサの下部組織からあがってきた選手というのもあります。今、ヨーロッパで強豪と言われているチームの中で、そういうチームはないんじゃないでしょうか?下手すると、チームの国の出身者を探すのも苦労するくらいです。スペインのチームでありながら、スペイン人が数人というところも、大きな声では言えませんが、あるんですよ。バルサは、今回決勝で活躍した選手11人中、7人も下部チーム出身者なのです。あの、アルゼンチン代表のメッシもその一人です。

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     バルサのHPから拝借 

メッシは13歳まで母国アルゼンチンで暮らしていて、子供のときからサッカーの才能は抜群だったそうです。しかし、11歳のときに成長ホルモンの分泌異常の病気が見つかり、身長が伸びずサッカーを続けることが困難となり絶望だと思われたとき、お父さんの提案でバルサの入団テストを受けました。バルサのコーチ陣はテスト時に、メッシの小さな体に天才的な能力を見出し、家族全員がバルセロナに移住することを条件に病気の治療費全額を負担することを約束しました。その結果が、今のメッシなのです。

また、今年スペインの1部リーグの監督として1年生のグアルディラもバルサ下部組織出身でバルサで長年プレーしてきた人です。監督に就任してまだ日が浅く38歳とまだ若いのに、厳しいことで有名で、練習に1分でも遅れてきた選手たちに500ユーロ(6万5千円くらい)の罰金を課したことが数回あったそうで、テレビのスポーツニュースで話題となっていました。

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    2009年4月 バルサ-レクレアティーボ戦

早くもブラジル代表選手のカカを獲得を発表した、レアル・マドリード。再就任したばかりのクラブ会長は他にも有名選手の獲得を狙っています。もちろん、バルサも今年活躍した選手が来年も素晴らしいサッカーを魅せてくれるでしょう。日本のサッカーファンのみなさん、来シーズンはぜひ、生でスペインリーグの熱い戦いを体感してみてください。

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    2009年4月 バルサがゴールを決めた直後


2009年06月24日

サン・フアンのたき火

6月23日の夜は、スペインの各地、特に海岸でたき火をしてお祭り騒ぎをする習慣があります。テレビのニュースで毎年各地の様子が放送されます。日本ではあまり知られていないようなので、ご紹介します。

もともとは、夏至を祝うもの、そして夏至から冬至まで日が短くなっていくことから、太陽に力を与えるためにたき火をするという意味があったそうです。ほとんどのお祭りがそうであるように、このような意味はもうおかまいなしで、もうすでに本格的な暑さを迎えているスペインで、日が沈んでからたき火をして、友達や家族や親戚で騒ぐ、お祭り好きなスペイン人にぴったりな催しものです。

このサン・フアンのたき火で、スペインで一番大きいのは、アリカンテというバレンシアより約100km南にある市で行われるもので、バレンシアの火祭りとよく似たお祭りです。通りのあちこちにはりぼての人形を飾り、マスクレタという激しい音を楽しむ爆竹と花火、民族衣装を着ての行列、そして24日の夜にはりぼて人形を燃やすなど。興味のある方はこの祭りの公式HPがあるようなので、こちらをどうぞ。http://www.hogueras.org/

サン・フアンのたき火は地方によっていろいろやり方も違うようです。スペイン北西部のガリシア地方では、たき火の上を9回飛ぶと幸運が訪れると言われるそうです。厄払いみたいなものなのでしょうね。また、この日にたき火で焼いたジャガイモやいわしを食べるそうです。

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     wikipediaのサイトから拝借したものです。

面白いのは、バスク地方のたき火。ここでもたき火の上を飛んだりするそうですが、若者たちが学校でもらったプリント類を持ってきて火に投げ込むのですって。「学校、勉強よ、さらば!さあ夏休みだあ!」と、一学年を終え、晴れ晴れとした気持ちなんでしょうね。「夏休みにこそしっかり勉強してライバルを追い抜こう」と鉢巻を巻いて汗を流す日本の子供たちには想像もできないことでしょう。

この日にあわせて海岸沿いの街に行き、このたき火に飛び入り参加っていうのもとても楽しそうですね。きっと、陽気な人々が大歓迎してくれるはずです。

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