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26Jの結果

7月に入りましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?スペインでは、子どもたちの学校はとっくに夏休みに入っており、大人たちの仕事もバケーションをとり始める人が多くなり、夏休みモード全開です。気候の方も、マドリードでは連日最高気温が35度くらいまで上がっており、スペイン全体が夏真っ盛りです。

今日は、26Jの結果をご報告したいと思います。26Jとは、26 de Junioの略で6月26日、つまりスペインの再総選挙があった日のことです。その前に、スペインでの日にちの言い方について少し説明します。スペインでは、日本とは全く逆で、日・月・年の順で言います。また、月は、Enero, Febrero, Marzo, Abril, Mayo, Junio, Julio, Agosto, Septiembre, Octubre, Noviembre, Diciembreと呼ばれています。ただ、食料品などの賞味期限の表記でスペースを少なくしたい場合などは、月も数字で表記されます。ただし、この場合も、順番は日・月・年になっています。

さて、選挙の結果は、与党である国民党が第一党となりました。急進左派のポデモスがもっと議席を伸ばすだろうと予想されていたのですが、直前にあったイギリスの国民投票の結果を受けて、有権者が安定を望んだとの見方があるようです。しかし、今回も国民党は過半数には至らず政権樹立には他政党の協力が必要で、当然ながら今回も難航しており、しばらく時間を要しそうな状況です。こんなことをしていたら、これからずーっと再選挙を繰り返していなければならないのではないだろうかと思ってしまうのですが、さすがにもう半年以上も新政権が誕生しておらず、与野党とも第三回目の総選挙は絶対に避けなければならないとの意見は一致しているので、どうにかして新政権樹立に向けて話し合いが続けられる見通しです。

皆さんご存知のようにリーマンショック以降、深刻な経済危機に見舞われたスペインでしたが、少しずつ経済も回復に向け、失業率も一時は26%と信じられない数字をたたき出していましたが、それが現在で約20%にまで下がりました。ただ、25歳以下の失業率は45%ととても高く、息子たちの友人達も大学を卒業できても就職できないという状況に悩んでいる人が多いです。うちの息子は幸いなことにまだ卒業できていないので(とっくに卒業できる年齢にはなっているのですが)、卒業する頃までには新卒の就職率が上がってほしいと願っています。

このような状況が続いているということ、また与党国民党の政治家で汚職が横行していたことなどから、若者を中心にこのままラホイ首相が新政権の頂点に居続けることに反対している人は多いようです。

早く新政権が発足し、大学を卒業してもどこにも就職できない若者の数が減るような社会を作っていってほしいと思います。


   こんなヨットでバケーションを満喫したいですね!

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2016年07月06日 00:38に投稿されたエントリーのページです。

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