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久しぶりの雨☂

本当に久しぶりの雨です!8月の終わりごろにマドリードに戻ってから、約2か月間、雨の日はゼロだったんじゃないでしょうか。そのため、日中の気温はずーっと30度近くまで上がっていたし、水不足で農業に携わる人々はやきもきしていたと思います。

全く雨が降らなくても、私たち、農業に関係のない人たちは、雨より晴れの方が気持ちいいし、外を歩くのも歩きやすいからいいのですが、一つ困ることがあります。それは、マドリード市街地の大気汚染問題です。(実際にはもっと困ることはもちろんあります。)

雨が降らないと、大気汚染が段々進むようです。雨には空気中の汚染物質をきれいに流してくくれる作用もあるようです。なので、つい先日も(マドリードで雨が降る前)、基準値をオーバーしたと言うことで大気汚染対策が取られました。首都高速のようなM-30で速度が70㎞に制限され、またマドリード市街地の道路にある駐車スペースに郊外からの車が駐車できなくするものです。

実は、先週の10月13日に今回の衆議院議員総選挙の在外投票するためにマドリードの中心地にある大使館まで車で行こうと思っていたのですが、朝のニュースで対策が取られていることを知り、急きょ電車と地下鉄で行くことにしました。郊外の住んでいるところから日本大使館まで車なら20分くらいですが、公共交通機関を使うと1時間弱はかかります。

そして、もっと大気汚染が進むと、それは大気中の二酸化窒素の濃度で測定しているらしいですが、中心地に入ることができる車が規制されます。まだ濃度がそれほどでもない前の段階では、道路にある駐車スペースに駐車ができなくなるのですが、最高の規制がかけられると中心地に住んでいる人も含め、ナンバーが偶数か奇数かで通行できなくなるのです。しかし、ハイブリッドや電気自動車はこの対象外となっています。

これから気温が下がってくると、日中に排出された汚染物質が上にあがっていかないため、余計に汚染物質濃度が高まる恐れがあります。

車を使えなくなる不便さを恐れるからではなく、住民の健康のため、あるいは未来の住民のため、大気汚染を気にしなくてもよくなる日が来るといいですね。


   旧シベーレス宮殿
   マドリードでも最も交通量が多いところの一つです。

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2017年10月18日 20:06に投稿されたエントリーのページです。

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