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今年もだめだった・・・宝くじの話

都合により1週間更新が遅れてしまい、申し訳ありませんでした。

今年もあとわずかですね。ヨーロッパが寒波に覆われ飛行機の運航などに多大な影響が出ていることは日本でもニュースになっていたのではないでしょうか。昨日の朝、マドリードは5cmくらい積雪がありました。内陸なので、気温が下がることはあっても、積雪はあまりないので、道路などは大混乱となってしまいました。

息子はバスで通学していますが、バスが来る気配がないというので、車で学校まで連れて行きました。道路にもまだ雪が残っていたのですが、ゆっくり気をつけながらなんとか学校までは問題なくたどり着きました。が、帰りに大渋滞にまきこまれてしまい、10分弱の道のりが1時間以上もかかるという事態におちいりました。やっとのことで家にもどると、息子から電話が入り、クラスのみんなも先生も来ないから、休校になったとのこと。はあ? あの苦労はなんだったの? そんな簡単に休校にしていいの? と嘆いても無駄なだけです。しかも、雪の影響がなくなり、道路も元の状況にもどっても、授業が始められることはありませんでした。

毎年、12月22日、スペインでは興奮につつまれます。そうです!クリスマスの宝くじの抽選日なのです。この日は、朝9時ごろから抽選が始まりますが、抽選が終わるまで約3時間もかかります。そして、一等賞が出ると、当選者たちがスパークリングワイン(スペインではカバ)を片手に大喜びしている映像が、何度も何度も流れ、ニュース番組のトップニュースになります。日本では、宝くじに当たった人が大喜びしている姿はテレビで流れるのを見たことがありませんよね。だから、一番最初にこの風景を見たときは本当に驚きました。

スペインのクリスマスの宝くじは、5桁の数字が書かれています。1つの数字の券は1850枚も発行されており、同じ数字の券を会社の人たちや町の宝くじ売り場で買った地域の人々が持っているので、当選者が何十、何百人も近くにいて、それでいっしょに大喜びできるのです。

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今年、夫が会社の同僚といっしょに買ったくじです。これは、10分の1券で、20€、日本円で約2600円。もし1等賞があたれば、この券で30万€、日本円で3600万円。それだけの金額を手にする人が、周りに何十人もあれば大騒ぎになるのは当然ですね。残念ながら、この券は今年も紙くずとなってしまいました。何年か前に1等賞と最後の一桁が同じで、いくらか当たったことがありますが、それだけです。

日本のジャンボ宝くじに比べると、1枚の券の値段は高いにもかかわらず、1等賞の額が小さい。ですけど、それだけ多くの人に当たるのでしょうね。どちらにしろ、宝くじが当たって隠れて喜ぶよりは、みんなと大喜びしたほうが、楽しいに決まっています。いつか、カバを片手に、狂喜乱舞できる日がきますように。次なるチャンスは、1月6日の子供宝くじ(Lotería del niño)です。

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2009年12月23日 02:11に投稿されたエントリーのページです。

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