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服飾博物館に行ってきました

今日は北風が吹き荒れるとても寒い一日となっています。日本でも寒気が入り厳しい寒さだそうですね。地球上の離れた位置にありながら、寒気がほぼ同時に入ってくるのは不思議ですね。

昨日、久しぶりにマドリッドのソル付近に行ってきました。そろそろクリスマスの準備が始まりつつあり、平日だったのですが買い物客や観光客であふれていました。プエルタ・デル・ソルのクリスマスツリーも準備が始まっていました。2012-13年のクリスマス・イルミネーションは11月30日から1月6日まで実施されるということです。

日本でもそうですが、ここスペインでも年末が近くなると宝くじで大いに盛り上がります。特に一等賞の賞金が高い、12月22日に抽選が行われるクリスマスの宝くじ(Loteria de Navidad)は、多くの人が買い求め、期待に胸を膨らませます。どうせ買うならよく当たるところで買いたいもの。スペイン一よくあたるという宝くじスポットがソルとカジャオの間にあり、マノリータおばさんの家というところなのですが、昨日のお昼ごろとても長い行列が出来ていました。最後尾の人が購入できるまで2-3時間かかるのではないでしょうか?


ようやく今日の投稿の本題です。マドリッドにはMuseo(日本語では美術館、博物館)と名のつく施設がたくさんあります。その中でも2004年に開館した、あまり知名度のない服飾博物館(Museo del Traje)に行ってきました。モンクロア駅から徒歩約13分のところにあります。


ここには、17世紀から現代までの服飾が展示されています。織物は長期保存ができません。この博物館の内部はこれから先もより長く保存していくために極力光をあてないようにされています。なので、最初展示コーナーに入ったときは、もう展示時間が終わってしまったのかと思うほどでした。また、温度も厳しく管理されているということです。

17世紀の王侯貴族が身にまとっていたものが一部保存されていました。刺繍がとても細かく、豪華で本当に美しいものでした。18-19世紀の服装は絵画などでその様子は見たことがありましたが、実際にそのものが近くで見られるのは、素晴らしいことだと思います。また、博物館の終わりの方のコーナーでは、20世紀に活躍したスペイン人デザイナーなどの作品が保存されており、実物を見ることが出来るようになっています。

マドリッドで少し時間が余ったときなど、こういう小さな美術館・博物館は他にもたくさん有るので、見学されてみてはいかがでしょうか?ちなみにこの博物館のHPはこちらです。http://museodeltraje.mcu.es/index.jsp 

モンクロア駅から服飾博物館に行くまでにオエステ公園を通っていきますが、その公園の中に植えられている木の中でひときわ黄葉が美しい木が何本かありました。帰りに近寄ってみたら、いちょうの木でした。

日本にはたくさんありますが、ここではあまり見かけない木なので、なんか懐かしい気分になりました。スペインでももちろん広葉樹は黄葉しますが、紅葉する木は少なく、というかほとんどなく、黄葉する木でも、すぐに茶色く変色してしまうのも多いのです。今頃、美しい紅葉や黄葉を楽しんでおられる日本の皆様がうらやましいです。

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2012年11月29日 01:35に投稿されたエントリーのページです。

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