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2012年もあと少し

クリスマスは終わりましたが、これから大晦日、レイジェス・マゴスのイベントがまだまだあるだけに、スペインの買い物スポットは大賑わいのようです。クリスマスや年末年始についての話題は何度も書いているのですが、今回もクリスマスの話題を書きたいと思います。

カトリック教徒でない我が家でもやはりクリスマスイブはちょっとご馳走をいただくことにしています。毎年メイン料理は、子羊のソテー。子羊の肉はオーブンで丸ごとじっくり焼くのがおいしいのかもしれませんが、私は子羊を小さく切ってもらって、それをフライパンで塩をして焼くだけにしています。それでも結構おいしいですよ。


 子羊肉をChuletasに切ってもらったもの(他サイトからの拝借です) 

その、子羊(Cordero)の肉ですが、クリスマス前にスーパーで特売品として安く売りだします。スペインのスーパーマーケットでは、ほとんどパック入りのものしかない日本のスーパーとは違い、ほとんどのところが、お肉屋さんと魚屋さんはその場で切ってくれるコーナーがあります(パック入りのお肉も売っています)。まあ、そのため、混んでいるときはすごく時間がかかるのですが(特に魚屋さん、さばくのに時間がかかるので)、、、それで、その子羊の特売品。今年は一キロで9.90€(安っ!)。それは、子羊の半身、つまり首から下の部分を縦半分に切られたものを買うときの価格です(もちろん、一頭分でもOK)。しかも、頭か肝臓をつけなくてはいけないと言われ、、、頭をつけてもらいました。頭?と思われるでしょうが、どうやら脳を食べる、羊の頭のオーブン焼きという料理があるそうです。(ここで子羊の頭の画像をつけようかと思いましたが、あまりにもグロテスクなのでやめました。興味のある方だけ、画像検索で「cabeza de cordero」を見てみてください。)ちなみに、今年買った子羊の半身は3キロ弱でした。

2年前のクリスマス前、スーパーで子羊の肉を切ってくれるのを待っていたとき、息子の友達のお母さんと一緒になりました。いろいろと近況を話していたときに肉屋のおじさんが、「頭はどうする?」って聞いてきました。「いらないから、捨ててー」って言ったら、その彼女が、「そんならそれ私がもらっていい?」って。それ以来、クリスマス用の子羊ちゃんの頭はいつも彼女にプレゼントすることにしています(笑)。

もう2012年もあと数日を残すのみとなりましたね。日本の皆さんにとって今年はどんな一年だったのでしょうか?

ご存知のようにスペインにとっては、今年も大変厳しい年でした。毎年クリスマスイブの夜9時から国王による国民へのメッセージがテレビで放送されます。これは、ほとんどの放送局で一斉に放送するもので、ネットでの情報によると全国民の64.4%が見ていたそうです。この中で、経済危機の中で苦しい生活を余儀なくされている国民への励ましがありました。特に、多くの若者が、仕事がなく、朝希望もやる気もなく起きなくてはならない状況が続いていることを嘆いていました。我が家にも大学と高校生の息子がおりますが、少しでも早くこの最悪の状況から脱してほしいと願います。

日本もスペインも2013年は暗いトンネルから抜け出せる年となりますように。そして、皆さま、良いお年をお迎えください。


グラン・ビアのクリスマス・イルミネーション
 ちょっと地味ですね。。。

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2012年12月26日 21:26に投稿されたエントリーのページです。

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