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セマナ・サンタのプロセシオン

今日は4月最後の日。5月1日はスペインでは「労働者の日」として全国的に祝日となっており、また2日は「マドリッド県の日」でマドリッド県内は祝日で、その後の土日とつながり、また4連休となりました。またというのは、4月18日から21日までもセマナ・サンタで4連休だったからです。

そのセマナ・サンタの休日を利用して、久しぶりにスペイン南西部のエストレマドゥーラ州のカセレスとトゥルヒージョに旅行に行ってきました。たった一泊だけだったのですが、そこでセマナ・サンタのプロセシオンを見ることができ、とても充実した旅行となりました。恥ずかしながら、スペインに住み始めてからまだ一度もまともにプロセシオンを間近でゆっくり見たことがなかったのです。プロセシオンについてはかなり古くなりますが、過去の投稿で説明しておりますので、こちらをどうぞ。http://www.spain-column.com/2006/08/_vol10.html

最初の訪問地は、カセレス。マドリッド郊外の我が家からカセレスまでは、車で約3時間弱。その日は、セマナ・サンタの4連休の2日目の聖金曜日だったので、ほとんど渋滞もなく、快適なドライブとなりました。

カセレスに到着したのが14:00ごろ。ちょうどそのときに、カセレス観光の出発点となっているマヨール広場からプロセシオンが始まりました。

      ≪≪≪写真はクリックすると大きく表示されます。≫≫≫

  まず大きい十字架、その後に鼓笛隊が音楽を演奏しながら行進します。
     小さい子ども達、大人の信者達が続きます。この日は暑くて大変そうでした。
    はだしで十字架を背負い歩く人も。女性のこの服装はマンティージャと呼ばれるもの。


    キリスト像を担ぐ人々

そして旧市街内を散策、見学していると、また別のプロセシオンに遭遇しました。多くの観光客や地元の人たちも足をとめて見守っていました。

    旧市街のある教会の前でマリア様の像とキリスト教が向かい合っていました。

その日の宿泊はトゥルヒージョのパラドール。夜にもプロセシオンがあるとの情報をパラドールのスタッフに聞いたので、行程をちゃんと確認していざ出発。やはり、夜は夜で雰囲気があります。

   夜のプロセシオンはやはり綺麗です。でも、安いデジカメでは写真はうまく撮れませんね。

過去の投稿でも書きましたが、このプロセシオンはほぼスペイン全土の主要都市で行われます。スペインがはじめての方も2度目3度目の方も是非この行列を間近でご覧いただきたいと思います。来年2015年は3月29日から4月5日までがセマナ・サンタです。今回私たちが訪れたカセレス、ハエン、クエンカ、グラナダ、レオン、マラガ、サラマンカ、セビリア、バリャドリッド、サモラなどがお勧めです。各都市のHPなどでプロセシオンの日程や行程など見ることもできますし、その都市に行ってから、ホテルやインフォメーションで地図をもらって書き加えてもらうのもいいですね。

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2014年04月30日 18:45に投稿されたエントリーのページです。

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