« イルミネーションの街へ・・・ | メイン | スペインの大晦日 »

クリスマスの食卓

クリスマスイブまであと数日を残すのみとなりました。ご存知のようにカトリック教徒の多いスペインの人たちにとって、クリスマスイブとクリスマスは一年のうちでいちばん大事な日です。この日は親戚で集まってお祝いします。イブの夜には、旦那さんの親戚で集まり、クリスマスのお昼に奥さんの親戚で集まるというようのが、一般的な家庭のクリスマスのお祝いの仕方のようです。

この時期、食卓に上るのは、魚介類はえびやかにや貝類、魚では鯛など、肉は子羊ちゃんのお肉がポピュラーですね。我が家は、こちらには親戚がありませんので、淋しくいつもの家族だけの食事となりますが、子供たちは子羊ちゃんのお肉がいいと言っています。近所のスペイン人の友だちの家は、なんと20人近くも集まるというので、食材を買うだけで大変ですよね。それに、日本でもそうだと思いますが、近頃食品の値段が上がっているので、財布の中身も飛ぶように消えていきます。

a-3.jpg

日本では、クリスマスというと、生クリームといちごののったクリスマスケーキが人気がありますが、こちらのクリスマスのスイーツとしては全く見られません。スペインでこの時期によく食べられるのが、トゥロン、マサパン、ポルボロンなどです。どれも、アーモンドを使った日持ちのするお菓子です。主人が仕事関係でもらってきたセスタ・デ・ナビダ(お歳暮のようなもの)にこれらのお菓子が入っていたので、写真に撮ってみました。今でこそ、アーモンドはいつでも手に入る食材ですが、昔は貴重で、この時期にありがたくいただいていたのでしょうね。スペイン人の家庭では、これらのお菓子を銀のお盆などにきれいに飾って、みんなでいただくようです。

About

2007年12月20日 20:04に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「イルミネーションの街へ・・・」です。

次の投稿は「スペインの大晦日」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type